スポーツの後や、ずっと帽子をかぶっていてふと脱いだ時、満員電車の中で人とぶつかるくらい密集した際など、頭皮の臭いがふとした瞬間に気になってしまう時ってありますよね。
頭皮が臭うのは男性に限ったことではありません。
実は毎日シャンプーしている女性の方の中でも頭皮がくさいという方は少なくないのです。
毎日きちんとシャンプーをしていていも、頭皮のケア用のシャンプーを使っていても、頭皮が臭ってしまうことがあるのです。
あの何とも表現しにくいプ~ンと漂う臭い、寝具に付いてしまっている方も多いと思います。
せっかく良い香りのシャンプーやヘアアイテムを使用しても、元の部分である頭皮が臭ってしまっては台無しです。
毎日、しっかりケアしてるはずなのに頭皮がくさい、という方は原因を考えてみましょう。
今日で頭皮の臭いにおいとおさらばしましょう。
目次
頭皮の臭いとは
頭皮の臭いの8つの原因
頭皮の臭いの原因① 頭皮から分泌される皮脂
頭皮の臭いの原因② ホルモンバランスの乱れ
頭皮の臭いの原因③ 偏った食生活
頭皮の臭いの原因④ 間違ったシャンプーの方法
頭皮の臭いの原因⑤ 間違ったシャンプーのタイミング
頭皮の臭いの原因⑥ 頭皮のカビ
頭皮の臭いの原因⑦ 枕とピローケース
頭皮の臭いの原因⑧ 加齢臭
頭皮の臭いとは
キチンと洗髪をしているのに頭皮が臭うという方もいると思います。
これには理由があり、主に「フケ」と「皮脂」が原因とされています。
フケや皮脂自体が臭うということはないのですが、フケや皮脂というのは雑菌にとって格好の餌食となってしまいます。
そのため、頭皮で雑菌が大量に繁殖してしまって炎症を起こしてしまったり、においの元となってしまうのです。
頭皮の臭いの8つの原因
頭皮の臭いの原因は、主に7つあります。
1.頭皮から分必される皮脂 2.ホルモンバランスの乱れ 3.偏った食生活 4.間違ったシャンプーの方法 5.間違ったシャンプーのタイミング 6.頭皮のカビ 7.加齢臭
それぞれの原因を詳しく知って、正しい対策を講じましょう。
頭皮の臭いの原因① 頭皮から分泌される皮脂
頭皮の臭いの原因とされているのが皮脂の分泌。
頭皮の臭いの一番の原因は頭皮の脂です。
頭皮から出る汗や一緒に分泌される皮脂、そして皮脂に含まれる物質が頭の臭いと関係しているのです。
皮脂は頭皮の健康状態を保つためには欠かせないのですが、分泌量が多くなりすぎるとニオイが生じます。
頭皮から分泌される皮脂が酸化してしまい、それが臭いになるというものです。
皮脂の酸化は時間経過が主な原因です。
人間の皮脂も、通常の料理油などと同様に酸素に触れることで酸化します。
食用の油も酸化すると嫌なにおいがするように、皮脂も酸化すると悪臭を放ってしまいます。
酸化しやすさは、分泌された皮脂の状態も関係しています。
皮脂の酸化にかかるまでの時間は、個人差はありますが、約6時間ほどとされています。
これによると日中に活動をした場合、夕方ごろには頭皮が臭い始めてしまうのです。
酸化自体はなかなか防ぐことが難しく、夕方になると頭皮が嫌な臭いになるという方も多いのではないでしょうか。
皮脂が多く分泌されると頭皮がかゆくなります。
そこで何も気にせずに掻いてしまうと頭皮に傷がつき、傷ついた頭皮を早く直そうと新陳代謝が活性化し、新しい皮脂が分泌され、においの元となる皮脂の過剰分泌という悪循環に陥ってしまいます。
このように頭皮のニオイの原因は、皮脂が過剰に分泌されることや、分泌された皮脂が酸化してしまうことにあります。
この皮脂の分泌量には、さまざまな要因が関係しているのですが、特に深い関係なのがホルモンバランスの状態です。
頭皮の臭いの原因② ホルモンバランスの乱れ
ホルモンバランスって?
女性ホルモンには以下の2つがあります。
エストロゲン
プロゲステロン
これらがうまくバランスを保ちながら、女性らしい体型を作る働きや、子宮の働きを整えるなどの体調管理をおこなっています。
ホルモンバランスが崩れるということは、ホルモンに関わっている体内の器官が正常に機能してない状態です。
正常な状態でないと肌や髪に特に出やすく、肌荒れや髪のパサつきなどの症状などは、ホルモンバランスが崩れているというサインにもなります。
頭皮の臭いとホルモンバランスの関係
ストレスや加齢によってホルモンバランスが崩れると頭皮のニオイが悪化します。
なぜかというと、ホルモンバランスが崩れると皮脂の分泌量が増えるからです。
さらに、新陳代謝が悪化することも頭皮のニオイに悪影響を与えます。
新陳代謝は、古くなった細胞や老廃物を新しく作り変える機能ですが、機能が低下してしまうと頭皮の状態が悪化しやすくなりニオイの増加につながります。
このような頭皮のニオイを抑えるためには、ホルモンバランスを整える必要があります。
ホルモンバランスを整えるためには、規則正しい生活が欠かせません。
特に太陽の光をたっぷり浴びることや、睡眠をたくさん取ることが大切になります。
また、適度な運動やバランスのとれた食事もホルモンバランスを整えるのに効果的です。
そのことから、大豆食品に含まれているイソフラボンは、ホルモンバランスを整える作用が期待できますので、是非、取り入れたい食事メニューとなっています。
男性の臭いの原因「アンドロステノン」
アンドロステノンとは、男女を問わず汗に含まれているステロイドのことです。
哺乳類のフェロモンとして初めて定められ、アポクリン汗腺という汗を出す器官から分泌される男性ホルモンが、皮膚の常在菌により代謝されてできた化合物です。
ニオイ物質のもとであるアンドロステロン硫酸抱合体という成分は、皮脂に含まれており、もともと皮膚に存在する常在菌により分解されることでアンドロステノンを発生します。
男性特有のにおいであり、そのにおいは人によって違っています。
不快なもの、甘いもの、森林のようなものなどさまざまなにおいのものがあります。
男性は、アンドレステノンを不快に感じることはあまり多くないのですが、女性は明らかに不快と感じるということが分かっています。
男性の皮脂分泌量は女性の2倍あるので、そのぶん常在菌も多く、いわゆる「おやじ臭」が強くなるのです。
頭皮の臭いの原因③ 偏った食生活
動物性のタンパク質は臭いが強くなる食べ物
野菜をあまり摂らない、お肉などの動物性のたんぱく質を多く摂る、など食生活に偏りがあるという方は臭いの放つ汗をかきやすくなってしまいます。
お肉などの動物性タンパク質は摂りすぎると、皮脂の分泌が多くなり頭皮や体臭が濃くなるのです。
皮脂が増えると酸化して、空気中に臭いが広がります。
頭皮には身体よりも皮脂腺が多いので、臭いもそれだけ多くなります。
皮脂の分泌を防ぐには、お肉を控えめにしましょう。
また、脂っこい物も頭皮が臭う原因になるので、気になる方は減らしましょう。
外食が多い方も頭皮の臭いに要注意
食品添加物の多いコンビニの食べ物や、刺激の強いジャンクフードも頭皮が臭う原因です。
食品添加物は活性酸素を生み出します。
活性酸素は細胞を酸化させるので、臭いの原因になるのです。
また、外食や加工食品を多く摂取していると、身体に悪影響を与える添加物や、糖分、脂質を過剰に摂取してしまうので、腸内環境が悪化し、身体全体の循環が悪くなります。
身体全体の循環が悪くなるということは、老廃物が体内に蓄積されていくということなので、血液やリンパ液の流れが悪くなり様々なトラブルを起こしてしまいます。
≪循環が悪くなることで引き起こされる状態≫
肌荒れ
便秘
頭皮の毛穴がつまる
身体の循環というのは、肌の新陳代謝に大きく影響します。
頭皮も肌ですので、血行を良くして、活発に新陳代謝がおこなわれていないと、老廃物が溜まり、頭皮の臭いの原因になってしまいます。
新陳代謝を促すためには、腸内環境が整っていることが大切です。
腸内環境を整えるためには、栄養バランスの取れた食事を摂取する必要があります。
糖分、脂質の摂取を抑え、食物繊維を含んだ緑黄色野菜、大豆製品、魚介類、海藻類などを中心にバランスの良い食生活を心掛けましょう。
刺激物や甘いものも頭皮臭いを引き起こす
身体に刺激のある食事も、頭皮の臭いを強くしてしまいます。
辛い物やコーヒーは、交感神経を刺激して皮脂を過剰に分泌させるからです。
ストレス解消に甘い物を食べるという方も居ますが、甘い物も頭皮の臭いの原因です。
また、アルコールは活性酸素を増やすだけでなく、良質な睡眠が取れなくなります。
良質な睡眠が取れないと活性酸素が除去できないので、頭皮の臭いの原因になります。
不規則な食事の時間も頭皮臭いの原因に
また、食事時間が不規則になると、ホルモンバランスが崩れて頭皮が臭いやすくなります。
食事が乱れている方は、時間を改善するだけで頭皮の臭いを防げる可能性もありますよ。
頭皮の臭いの原因④ 間違ったシャンプーの方法
実は頭皮は人の体の中で一番皮脂腺が多い場所とされ、Tゾーンの2倍はあるといわれています。
そのためお風呂に入らず洗髪しなかったり、雑な洗い方をして十分に皮脂や汚れが落ちなかった場合は、皮脂が酸化して「過酸化脂質(脂質が活性酸素によって酸化されたものの総称)」となり、雑菌を増やして臭いの元を作ってしまうのです。
といって、逆にシャンプーをしすぎるとこれもまた頭皮のトラブルを引き起こし、臭いの原因となることがあります。
皮脂は天然のオイルですから、それを取りすぎてしまうと頭皮がもっと皮脂を出そうとして分泌が活発になり、べたつきや臭いにつながるのです。
ですので、正しく適切な洗髪をすることが臭い防止につながります。
頭皮の臭いの原因⑤ 間違ったシャンプーのタイミング
夜ではなく朝にシャンプーをするなど、汗や皮脂をそのまま放置してしまうと菌が繁殖し、「フケ」「かゆみ」「臭い」などの原因になります。
身体の中でも頭は汗をかきやすく、皮脂分泌の多い部位と言われているので、毎日しっかり頭と髪の毛を洗わないと頭皮の汚れを十分に落とすことができません。
毎日かく汗と落としきれなかった皮脂が混ざり酸化することによって、頭皮の嫌な臭いが発生してしまいます。
頭皮の汚い状態が続くと臭いだけでなく、フケやかゆみ、炎症、脱毛、薄毛の原因になってしまうので早めのケアが必要です。
雑菌が繁殖するとさらに臭いが強くなる危険性もあります。
頭皮の臭いの原因⑥ 頭皮のカビ
男性は髪の毛が短い人が多いので、あまりドライヤーを使わない人も多いかと思います。
しかし、髪のことを考えるのなら、ぜひ洗髪後はドライヤーを使ってください。
髪の毛を洗った後すぐに乾かさないと、どんなに皮脂汚れをしっかり取り除いても、頭皮の臭いが発生してしまいます。
髪の毛が濡れた状態のままでいると、雑菌が繁殖し、フケの原因となる癜風菌というカビが増えてしまい、フケと頭皮の臭いを発生させるのです。
カビが大好きなのは皮脂の中にある角質なのです。
テレビドラマなどで、お風呂上がりの女性が、濡れた髪をタオルでくるんでビールを飲むシーンがありますが、あのような行為は頭皮の健康を損なう行為です。
菌が繁殖すると臭いの原因になるという現象は、洗濯物の生乾きの臭いなどでご経験のある方もいらっしゃるかと思います。
洗濯物を洗濯機から出し忘れたり、室内干しをしたりすると、雑菌が繁殖して嫌なにおいがするのと同じで、髪の毛もすぐに乾かさないと、頭皮に雑菌が繁殖し、カビが増えてしまうのです。
わたしたちの身体には、常在菌と呼ばれる細菌が存在します。
腸内のビフィズス菌などという言葉は耳にしたことがあるかと思いますが、それと同じ類です。
頭皮の常在菌は、汗をかくときにそれをエサにする形で繁殖します。
汗をかいた後にそのまましばらく放置してしまうと、細菌の繁殖を招いてしまうのです。
また、髪の毛が濡れたまま寝てしまうのも、かなり髪自体にダメージを与える行為です。
濡れた髪はキューティクル成分が非常にはがれやすい状態なので、そのまま寝てしまうと、まくらや布団に髪をこすりつけてしまい傷つけてしまいます。
頭皮に湿気がこもるため嫌な臭いも発生してしまいます。
今までドライヤーを使ってない人にとっては、ちょっとめんどくさいことかもしれませんが自分の頭皮と髪の毛を守り、臭いの発生を防ぐにはぜひドライヤーを使いましょう。
髪の毛を洗ったら、まずタオルドライをし、次にドライヤーで、完全に乾かしましょう。
毛先だけ乾かして終わりにせず、根元からしっかり乾かすことが大事です。
頭皮の臭いの原因⑦ 枕とピローケース
もう一つ気をつけたいのは、枕とピローケースです。
枕は、しょっちゅう丸洗いできるものではありませんし、羽枕を使っている人は、長期間に渡り洗濯をしていない枕を使っています。
その為、ピローケースを清潔に保つことは、頭皮の臭いを防ぐ為には、とても大切です。
せっかくきれいに洗髪しても、ピローケースが汚れていると、洗髪した意味が無くなってしまいます。
人間は、睡眠中にたくさん汗をかきますが、頭皮は特に汗腺が多く、気がつかないうちにたくさん汗をかいているので、ピローケースは雑菌が繁殖しやすいのです。
枕によって手入れの方法は違いますが、丸洗いできない枕は、
天日干し
陰干し
風に通す
などの方法で、枕も清潔な状態に保つようにしましょう。
このように、頭皮の臭いの原因となる要素は、普段の生活の中にたくさんあります。
それらを一つずつ見直し、健康で衛生的な生活を送ることで、臭いを改善していきましょう!
頭皮の臭いの原因⑧ 加齢臭
ニオイに敏感な方でも自分の加齢臭には気づきにくい場合がほとんどです。
なぜなら人間の嗅覚は順応性が高く不快なニオイでもすぐに慣れてしまうからです。
そのため他人の加齢臭は不快に感じても、自分の加齢臭に気づいていないことがよくあります。
頭皮は加齢臭の出やすい箇所
頭皮には毛穴がたくさんあるため皮脂を分泌する汗腺、皮脂腺が多い箇所です。
そのため加齢臭が出やすい箇所になります。
ですので、頭皮の加齢臭をチェックすることで身体から加齢臭が発せられているか確認しやすい箇所でもあります。
またそのほかの加齢臭が出やすい箇所は以下の通り。
耳の後ろ
鼻の脇
背中
加齢臭の発生原因
加齢臭の発生は、皮脂の酸化が原因です。
酸素が活性化したものを活性酸素といい、体内の細胞を酸化させてしまいます。
活性酸素によって皮脂が酸化されることで、過酸化皮脂という物質になります。
そして、歳を重ねることでパルミトオイレン酸という脂肪酸の1種を分泌するようになります。
パルミトオイレン酸と過酸化皮脂が反応することで臭いの原因となるノネナールという物質が発生してしまうのです。
若い頃は体内にある抗酸化物質が働いて、酸化を防いでくれるのですが、歳を重ねるごとに抗酸化物質の働きが弱まります。
皮脂が酸化することで、頭皮の臭いの原因となってしまうのです。
また、女性ホルモンが減少することでもパルミトオイレン酸が増加してしまうので注意が必要です。
頭皮加齢臭チェック方法
頭皮の加齢臭は簡単にチェックすることができます。
頭皮にティッシュを押し当て皮脂をふき取りましょう。
ふき取ったティッシュのニオイをかぐことで加齢臭が出ているか判断することができます。
ティッシュから油の劣化したニオイや、ろうそくのようなニオイが感じられた場合は加齢臭が出ているといえます。
また普段使用している枕も判断材料になります。
枕から上記のような不快なニオイがした場合も加齢臭が出ている証拠です。
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