ブリーチ歴のある新規のお客様のご来店があとを絶ちません!
どうにもならないくらい髪がダメージしてしまって、
「なんとかして助けてください( T_T)」
という悲痛な叫びと共にご来店されます。
カウンセリングの時に髪の施術履歴をお聞きしてみると、
「外国人風の流行りの髪色にしたくて、傷まないケアブリーチをしてもらったんです」
「ケアブリーチ2回してからミルクティー色に染めてもらいました」
等々、
頻繁にお聞きするのが『ケアブリーチ』というワードです。
担当美容師さんから
「従来のブリーチと比べたらダメージがないですよ」
「髪と頭皮に優しいブリーチですよ」
と言われたらしいです。
中には、
「ケアブリーチなら、その後にパーマや矯正も無理ではない」
という
夢のような甘言(?!)をささやかれたというパターンもあったようです。
それが本当なら、
アミーベルに助けを求めて駆け込まれる必要なかったはずですよね(焦)
実際に髪の毛を触らせてもらうと、
ギシギシごわごわバサバサ・・・
絡まる、引っかかる、もつれる、切れ毛・枝毛だらけ・・・
手ぐしも通らないという方もいらっしゃいます。
ケアブリーチ=傷まない
この感覚はとても危険ですね。
髪表面のキューティクルが傷つき、毛髪内部の水分もタンパク質も流出してしまっています。
今すぐできる改善策をお伝えさせていただきます。
1. ブリーチで傷んでしまった髪には
ケアブリーチとは言っても、ブリーチという行為自体、髪を傷つけるものであることに変わりありません。
通常のカラーリング以上に、キューティクルをこじ開ける作用が強いので、
髪の表面を覆っているキューティクルがかなり損傷します。
そして、元々髪の中にあった「メラニン」という色素を構成する「メラノサイト」という細胞組織を徹底的に破壊します。
細胞を破壊する行為ですよ。
結果、メラニンと結合しているタンパク質も失われていきます。
髪に必要な栄養分(タンパク質)が急激に低下しますし、髪を保護するキューティクルもなくなっていますので、
当然ながら、髪は健康な状態ではいられません。
こうなってしまうと、ヘアエステで栄養を集中的に入れ続けてあげるしかないのです。
失われたタンパク質とキューティクルを補正する成分を、たっぷりの水分と共にしっかり補給してあげましょう。
月に一度の栄養補給が必須になってきます。
2. ヘアエステを繰り返すと
ダメージレベルが深刻であればあるほど、最初のうちは髪に入れた栄養分を留めておくパワーも少ないのが実情です。
少しずつ栄養が抜け落ちてしまいがちなのですが、
抜けきらないうちに2回目・3回目・・・と根気強く栄養補給を繰り返してあげましょう。
繰り返す毎に、髪の内部の潤いがキープできるようになっていきます。
指通りが良くなるだけでも嬉しいですが、艶や瑞々しさもよみがえるようになり、
カラーの色もちが長くなり、諦めていたパーマやストレートがまたできるようになったら、
本当に感動ものだと思います!
諦めずに髪のエステを続けていきましょう。
3. ケアブリーチした直後は、そんなに傷んだ気がしなかったのはなぜ?
ケアブリーチでは、施術前後にたくさんの処理剤を使うのが通常です。
「プレックス系」と呼ばれる製品を使うことが多いと思いますが、
従来のブリーチ技術と比較すると、圧倒的な艶や手触りの良さを表現できます。
ただし、ブリーチ剤・ブリーチ・脱色という行為そのものは同じです。
あくまでも、「それほど傷んでいないように仕上がる」技術であり、
傷まないブリーチなどは存在しないのです。
4. ケアブリーチにはこんなメリットがある、という神話
よく耳にすることがあるのはこんなフレーズです。
① 傷んだ髪にも使用できる
② ハイブリーチをしても毛髪が縮れない
③ ブリーチ後のカラーがムラになりにくい
④ 仕上がりの髪が元気になる
⑤ 失敗しにくい
⑥ トリートメント効果がある
⑦ ブリーチ後にパーマやストレートの施術が可能
なるほどなるほど。
こう言われると、やってみたくなりますよね。
これはお伝えする美容師にも責任があると思います。
実際に、アミーベルに髪の相談にいらっしゃるお客様は、最初にも述べましたように、
もうどうにもならない、なんとかして欲しい!
という髪の限界を感じて駆け込んで来られているのです。
上記の①〜⑦は「神話」ですので、
ケアブリーチなら髪が傷まないとは思わないようにしてくださいね!
繰り返しになりますが、「それほど傷んでいないように仕上がる」だけなのです。
傷まないブリーチは存在しません。
5. ケアブリーチの真実
カラーリングによる髪の傷みを軽減させるには、
プロの美容師が
①慎重な薬剤調合・栄養分調合
②髪の状態に合わせた正確な塗布・スピーディーな塗布
③徹底した前処理・中間処理・後処理
をすることでしか、正確にコントロールできません。
ケアブリーチを使えば何度もカラーオンブリーチを繰り返しても大丈夫、とはなりません。
ダブルカラーでおしゃれを楽しみたい方は、相当のダメージを覚悟の上で、自己責任でお願いしますね。
思い切ってベリーショートにカットされるのでない限り、
ブリーチ歴のある髪の毛と毎日一緒に過ごしていかなければならないのです。
6. まとめ
今までは不可能だった、傷んで見えない仕上がりを表現できるケアブリーチ。
今後もブームは続くと思われます。
ですが、「ケアブリーチ=髪が傷まない、ではない」という現実としっかり向き合うことも大切です。
もちろん、ブリーチ後の髪には多彩なカラーリングが可能となり、色のおしゃれの幅は広がります。
髪のおしゃれを楽しみたいのであれば、ケアブリーチの危険性も充分理解した上で、
その後のケアを決して怠らないこと。
取り返しのつかないレベルにまでブリーチを繰り返すことなく、無理のない程度に楽しんでいきましょう。
アミーベルの髪質改善師クワバラがお伝えしました^^
髪質改善専門店アミーベルでは、お客様お一人お一人の髪の悩みに真剣に向き合い、ダメージの原因を共に探り、
解決策を必ず見つけ出します!
髪質改善師としてのミッションと受け止めています。
半年から一年以内に必ず理想の髪質を育んでいきますので、
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