アミーベルでは、初めてご来店されたお客様に、しっかりカウンセリングをさせていただいています。
髪のお悩みはもちろん、日頃のお手入れをどのようにしていらっしゃるか、詳しくお尋ねしています。
お気に入りのヘアケアアイテムがお有りの方、
良くわからないけど同じものをなんとなく使っておられる方、
なかなか良いものに出会えず困っておられる方、
いろんなものをたくさん試してみたい方、
皆さまそれぞれですね。
髪の健康状態を大きく左右するのが、「シャンプー剤選び」です。
毎日お使いになるシャンプー剤で、髪の損傷や栄養状態が違ってくるのです。
ご新規のお客様から時々お聞きするのが、
「クリームシャンプー」についてです。
一度試してみようかなと検討中のお客様や、
気に入ってお使いになっているお客様もいらっしゃいました。
「泡が立たないからこそ、髪の毛が傷まず、しっとりツルツルになる」
というフレーズに惹かれて購入されたとのことでした。
ただ、残念ながら、髪質にご満足なさっていない故に当店の髪質改善メニューをしに来られていたのです・・・。
気になるクリームシャンプーの特徴について、ご説明させていただきますね。
1. クリームシャンプーはオイルコーティングといえます
結論から言いますと、クリームシャンプーはほぼ「オイル」成分で出来ています。
とろとろのオイルを頭皮から髪の毛先までべったり付けてマッサージするということです。
使用後はしっとりすると思われますよね。
ただ、ちょっと考えてみましょう。
そもそもシャンプーの目的は何だったでしょうか。
2. あなたがシャンプーするのは何のためですか?
それは、頭皮と髪の毛を清潔に保つためです。
蓄積されると頭皮と髪のダメージになりかねない汚れや埃、汗・皮脂などの老廃物、
スタイリング剤に配合されていた化学物質などの付着物をきれいに洗い落とすためですね。
人間は睡眠時に細胞が新たに作られます。
お肌はきれいに、髪は元気よく成長します。
その睡眠前に、しっかりと1日の汚れを落としてあげることで、皮膚も髪もリラックスし安らいでくれます。
メイク落とさずに就寝してまうと、お肌トラブル大変なことになりますよね。
頭皮と髪の毛も、毎晩おやすみ前にきれいにクレンジングしてあげることが大切です。
シャンプーするのはそのためですね。
3. ほとんどのクリームシャンプーが「オールインワン」と謳っている
クリームシャンプーの宣伝文句、お聞きになったことあるでしょうか?
「オールインワンだからお手入れ簡単!」
「これさえあれば何も要らない」
なんて言われていますよね。
「シャンプー・コンディショナー・トリートメントの3役!」
とか
「シャンプー・コンディショナー・インバストリートメント・アウトバストリートメント・白髪ケアの5役!」
なんていうものまでありました。
本当だったらすごいことですが、
よくよく考えてみてください。
本当だったら恐ろしいことでもありますよ。
例えばですね、
「クレンジング・洗顔・化粧水の3役!」
をこなすクリームがあったら、毎晩それ使ってみられますか?
「クレンジング・洗顔・化粧水・クリーム・ファンデーションの5役!」
ではいかがでしょうか。
メイクした上からこのクリームをお顔に塗ってぬるま湯で流すだけ!
と言われたらいかがでしょうか。
何だか、相反することを全部同時にやってることになりますよね。
クリームシャンプーはそのようなフレーズで売り出されているのです。
ちょっと考えてみる必要がありますよね。
4. クリームシャンプーのメリットと言われている要素
実際に、販売メーカーさんが書いておられたことをご紹介します。
・泡が立たないので頭皮や髪に優しい
・泡が立たないので頭皮のマッサージクリームとして使える
・保湿成分が配合されているのでコンディショナーが要らない
ということでございます。
大きな特徴として「泡が立たない」というのが目立ちますね。
では、シャンプー剤の泡って、害悪になるのでしょうか?
実はそんなことはありません。
一つ言えることは、確かに「石油系界面活性剤」は髪のダメージに繋がることがあります。
食器用洗剤と同じくらいの強い洗浄力がありますので、潤いが奪われたり、キューティクルが損傷したり、カラーの色落ちが速かったり、ということにもなります。
ですが、「泡」=「石油系界面活性剤」ということではないですので、一応お伝えしておきますね。
5. クリームシャンプーのマイナス面とは
・洗浄力がマイルドなので、頭皮や髪の汚れが落ちにくい
・クリームが頭皮に残留しやすく、泡のシャンプーよりもしっかりお湯で流す必要がある
・泡立たないことで頭皮や髪への摩擦が強くなる可能性もある
まず、洗浄力が強すぎないのは良いことなのですが、
ただし汚れを落とせないとなると、それも考えものですね。
冒頭で述べましたように、クリームシャンプーの主成分はオイルです。
髪にスタイリング剤などをお使いになった場合、クリームシャンプーではまず落ちないと思ってください。
ハードムースやハードスプレーなど、吸着力の強いものが付着している髪に、オイルを上から重ねてコーティングしてしまうことになります。
次に、頭皮に残留しやすいという点ですね。
それが毛穴をふさいでしまったり、頭皮の炎症の原因になってしまうといけませんね。
毛穴が詰まると抜け毛や細毛にもなりかねません。
そして、最後に摩擦問題ですが、
泡シャンプーの時でも、クリームシャンプーの時でも、
ゴシゴシ強く擦って洗うと摩擦が生じてしまいますので、
いずれにしてもシャンプー時は、頭皮を優しくマッサージするようにして洗ってみてくださいね。
実はそれ以上に気になるのが、クリームシャンプーは「メントール」入りのものが多いという事実です。
おそらく、マイルドな洗浄力という部分を補う「さっぱり感」「清涼感」を演出するためと思われます。
洗い上がりのすっきりした使用感を出すための「メントール」成分が、頭皮に刺激となる方もおられたようです。
6. 最後に
ものによっては「白髪を目立たなくさせる」「白髪をケアする」という特徴も挙げている商品がございます。
この部分は、無視してください^^
それなら所謂「カラーシャンプー」「カラートリートメント」に類するものになってしまいますよね。
あと、ビリビリに傷んだ髪がクリームシャンプーを一度使っただけでしっとりツルツルに蘇ったなどという宣伝も、あまり間に受けないのが良いかなと思いました。
オイルをコーティングしたということではないでしょうか。
それが本当だったら、髪質改善自体必要でなくなりますね。
宣伝力の強さには感服しますが、クリームシャンプーってお値段も相当なものですから、
お使いになるとしたら、様々な要因をしっかり考慮の上でご検討になってみてください。
ちなみに、髪質改善を専門としている当店では、お客様の髪の毛を確実に良くしていくためのお手入れ方法について、何でもご相談に乗りますので、
いつでもお気軽にお申し付けくださいませ^^
髪質改善師クワバラがお伝えしました。
髪質改善専門店アミーベルでは、お客様お一人お一人の髪の悩みに真剣に向き合い、ダメージの原因を共に探り、
解決策を必ず見つけ出します!
髪質改善師としてのミッションと受け止めています。
半年から一年以内に必ず理想の髪質を育んでいきますので、
髪のことなら私たちにお任せくださいね^^
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髪質改善についてもっとお知りになりたい方は、こちらの記事をどうぞ☆
髪質を良くするためのオリジナルアイテムが気になられる方は、こちらもご覧ください。
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