髪は神経が通っていないため「痛い」という感覚がないままダメージを負ってしまいます。
そのダメージを受けやすい原因の代表的なのが乾燥です。日本人は特に髪が乾燥しやすいと言われています。この記事を読まれているということは髪の乾燥を感じてらっしゃる方がほとんどだと思いますので今日は髪が乾燥する原因や対処法について説明していきます。
是非、最後までお付き合い下さい！
髪が乾燥した状態とは？
健康な髪の毛の内部には水分がたくさん含まれている状態です。数値で表すと健康な髪は
11〜15%の水分が含まれておりツヤツヤで潤いのあるのが特徴です。
髪の毛の水分量が7%以下になると乾燥した状態と言えます。乾燥状態になってしまった髪の毛はパサつきや広がり、切れ毛、枝毛など様々な髪のトラブルを引き起こしやすくなります。
髪のお悩みを減らすにはたくさんの水分を保持する必要があります。髪の毛は水分を吸収しやすい性質で湿度や温度によって髪の毛の水分量や吸収率が変わります。お風呂に入っている時の髪の水分量は30%を超えると言われています。その後のタオルドライやドライヤーで乾かすことによって水分量は減ってしまいますが健康な髪の方は10%以上の水分を保持できます。10%を下回る髪の毛は不健康と言えるでしょう。
髪の毛の乾燥を気にされているのは女性だけでは無いはずです。男性の場合、髪の乾燥による細毛が一番のお悩みだと思います。健康な髪を維持するためにも髪の水分量には意識してお手入れをして下さい。
なぜ髪は乾燥するのか？
髪が乾燥してしまう原因として多いのが「シャンプーが合っていない」「ドライヤーの当てすぎ」「カラー、パーマの頻度」が挙げられますが他にも「髪質」「季節、エアコン」
「栄養不足」などもあります。
シャンプーが合っていないというのは洗浄力の強いシャンプー（特に市販の物）を使われている方に多く、髪に必要な水分、皮脂まで洗い流してしまうため乾燥しやすくなってしまいます。
カラーやパーマではカラー剤やパーマ剤に入っている薬剤が髪へのダメージを与えてしまい髪の内部の水分が失われ、これを繰り返すと髪の体力も底をつき最悪の場合は髪がちぎれてしまったりもします。特にホームカラーやホームパーマは美容室でするものと全く異なりますので、よりダメージしやすいです。
ドライヤーの当て方では髪の毛は熱に弱いためドライヤーの熱を近くで当てたり、長時間当てるとダメージになってしまいます。髪の表面を覆っているキューティクルが剥がれやすくなり剥がれると髪の毛の水分が出ていきやすくなるのでパサパサした髪になりやすいです。
また、ドライヤーを使わずの自然乾燥だとキューティクルが半分しか閉じないので、摩擦によるダメージを受けやすくなってしまい切れ毛や枝毛の原因になってしまいます。
乾燥によるトラブル
様々なトラブルの原因となる乾燥は早急な対策をすることが重要です。先ほどから出ている通り、広がりやパサパサ、切れ毛、枝毛になります。他にもキューティクルが剥がれたり傷ついてしまうとクセ毛になってしまったりもあります。もともとクセ毛だった人はさらにクセが強くなったりもあるようです。
枝毛は一度なるとその髪の毛が元に戻ることはありません。早めに切ることをオススメします。その際、枝になっている少し上からダメージを負っていることが多いので
自分で切ったりはせず必ず美容室で切ってもらうようにして下さい。
シャンプーの種類と正しい洗い方とは？
使わない方がいいシャンプー剤は「シャンプーが合っていない」の説明をした時にも出てきた、洗浄力が強いシャンプーです。市販で販売されている安価なものはほとんど洗浄力が強いです。髪や頭皮にとても負担がかかってしまいます。髪の乾燥を防ぐには洗浄力が穏やかで保湿効果の高いシャンプーが良いです。保湿成分が多いと潤いも与えてくれます。
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そして髪を健康に保つためにはシャンプー剤だけでなく洗い方も改めなければいけません。
髪を濡らしてシャンプー剤をつけてゴシゴシ洗って流す。これでは髪を傷つけてしまいます。髪の毛は濡れるとキューティクルが開き、とっても敏感な状態になります。優しく扱うことが大切です。
正しい方法として私たちが推奨しているのは、まずお湯でしっかり頭皮を洗うことです。
3分くらいかけてしっかり洗って下さい。そのあと自分に合うシャンプー剤をつけしっかり泡立てます。頭皮を傷つけないよう優しくマッサージする感じで洗って下さい。
流す時も激しくせず優しく、髪や頭皮にシャンプー剤が残らないようにしっかり流して下さい。泡立ちが悪い時やワックスやスプレー、ミルクなどつけている時は2回シャンプ〜するのがオススメです。
正しいタオルドライとドライヤーをしましょう
シャンプーでもゴシゴシ洗わないで下さい、とお伝えしましたがタオルドライも同様にゴシゴシ拭かないで下さい。髪の根元からしっかり乾かし中間から毛先はタオルで包み込むように優しく水分を拭き取って下さい。
髪を乾かすのはお風呂から上がってなるべく時間があかないようにしましょう。
ドライヤーは軽くて風がある程度強いものをオススメしています。ただ温度が高いものは髪のダメージに繋がってしまいますので高温ドライヤーは避けましょう。
近年、髪質改善ドライヤーらしきものが流行っていますがそれだけでは絶対に綺麗にはなりませんので髪を綺麗にしたい方はまずは髪質改善を得意とする美容室に行って
正しいカウンセリングをしてもらって個々に合ったお手入れを教えてもらいましょう。
良いドライヤーを買うのも良いですがそれより先に大切なことがたくさんあります。
シャンプー後は必ずトリートメント
髪の乾燥を防ぐためにご自宅でのトリートメントはとても大切です。トリートメントといっても、たくさん種類があります。当店がオススメしているのはシャンプーの後につけるインバスタイプとお風呂上がりにつけるアウトバスタイプです。
ちなみにリンスやコンディショナーは髪の乾燥を防ぐ効果はないのでオススメはしません。
インバスタイプのトリートメントにはサラサラしたものからシットリしたものまで様々です。髪の状態や好み、季節に合わせて選んで下さい。乾燥が気になる方にはシットリがオススメです。
アウトバスタイプのトリートメントはオイル、ミルク、クリームなどあります。これも髪質や季節に合わせて使い分けても良いと思いますが僕は基本的にオイルをオススメしています。サラサラしていて浸透率が高く保湿効果も高いので万能的に使えます。
ドライヤー前とお出かけ前どちらも使うようにして下さい。
まとめ
髪を乾燥させてしまうと薄毛や抜け毛など様々なトラブルの遠因になってしまいます。
乾燥させないために日頃のホームケアを頑張って、定期的に美容室でケアすることも大切です。
乾燥に限らず髪のお悩みは様々です。髪質改善に興味がある方は是非、信用できる美容師さんを見つけて下さい。いくら一人で頑張っても髪は綺麗になりません。
正しいケアの方法を教えてもらい、プロに任せるところは任せて、二人三脚で頑張ってみて下さい！
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