ドライヤーには正しい使い方がある
皆様はお風呂上がりの髪、どうされていますか?
男性なら、濡れたまま放置というワイルド派も多いでしょう。
もしかしたら女性の中にも、面倒くさいからタオルドライだけとか、ドライヤーをしっかりかけずに生乾きのまま寝てしまうという人がいるかもしれません。
でも、完全に乾かさず濡れたままにしておくと、髪の毛はもちろん、頭皮の様々なトラブルに結び付く可能性があります。
さらに、そのドライヤーのかけ方にも正しい方法があるのです。
まずは、しっかりタオルドライをしましょう
髪の毛をよく乾かすためには、まず洗髪のあとタオルドライをしっかりすることです。
しかし、早く乾かしたいからと、力を入れてゴシゴシ擦ってはいけません。
摩擦により髪の毛にダメージを与えてしまいます。
また、根本までよく拭きたいと、爪を立てるのもNG。
髪の毛だけでなく、地肌も傷つける可能性があります。
温度よりも風量が大切です
次にドライヤーですが、あなたはどんな製品を使っていますか。
今はさまざまな機能を付加したものが売られていて、大手通販サイトを覗くと、マイナスイオンを発生させ髪の毛をさらさらにするという記載がある商品がたくさんあります。
製品カタログなどを見ると、800ワット(W)とか1000ワットなどの文字が書かれています。
これは簡単に言うとドライヤーの能力を表すもので、数字が大きければ大きいほどハイパワーということになります。
できれば、1000ワット以上のものを選びたいところです。
ただ、髪を早く乾かすという点で問題になるのは、ドライヤーの温度(熱)よりも風(風量)です。
これは「○m3/分」という数字で表されます。
買うときは、これが大きいものをチョイスしましょう。
2.0m3/分前後を目安に選べばいいでしょう。
手早く、まんべんなく乾かしましょう
ドライヤーの使い方にも注意すべき点があります。
もっともやりがちな間違いは、早く乾かそうと同じところに熱風を当て続けることです。
ちょっと考えれば分かりますが、一箇所に熱を加え続ければ、タンパク質である髪が変質するのは当たり前。
これは、こたつでも皮膚が低温やけどしてしまうことと同じですね。
よく乾燥させたいと、からからになるまでドライヤーを当てるのもいけません。
必要な水分までが飛んでしまい、パサパサの髪になってしまいます。
髪の水分量が少なめの人は、ドライヤーの後で保湿クリームを使ってみるのもオススメです。
また、タオルでよく拭かずにドライヤーだけで乾かそうとするのもダメ。
びしょびしょに濡れたままでは、いたずらに熱風を当てる時間を伸ばすだけです。
簡単に出来ることばかりなので、正しく髪を乾かしましょう。
タオルドライもダメージの元に?髪に良いタオルとは
意外かもしれませんが、タオルドライは髪のダメージと大きく関係しています。
そのためタオル選びとタオルの使い方はヘアケアにとても重要です。
乾かし方に引き続き、髪に良いタオルと悪いタオルの違い、そしてタオルドライのコツをご紹介します。
ヘアケアに良いタオルと悪いタオル
ヘアケアに良いタオルと悪いタオルとの差は「吸水性が高いこと」と「髪との摩擦が少ないこと」の二つです。
なぜならタオルドライ時に髪を傷める原因が水分と摩擦による影響だからです。
髪が濡れている状態はキューティクルが開いているため、摩擦によって髪が傷つきやすくなります。
またタオルの吸水性が高いとドライヤーをあてる時間も短縮できるので、ドライヤーの熱による髪の傷みも予防することができます。
マイクロファイバーのタオルがおススメ
タオルの吸水性は使用する材料によって大きな差があります。
一般的なタオルは綿を材料としています。しかし綿のタオルは吸水性が高いとは言えません。
逆に吸水性が高いタオルは、化学繊維を使用したマイクロファイバーのタオルです。
摩擦低減効果のあるタオルならば、さらに摩擦によるダメージも予防できます。
ヘアケアのことを考えるのであれば、身体を乾かす用のタオルとは別に髪を乾かす用のタオルを用意しておくのも良いです。
タオルドライのコツ
1.まずタオルを使う前に髪についた水分はできるだけ取っておいてください。
軽く頭を振ったり、手で軽くはらうだけでもかなり水分を取ることができます。
2.次にタオルドライを始めます。
タオルでは髪の水分を取る前にまず、頭皮の水分を取ります。このとき頭皮マッサージをおこなうように、手で揉みながら頭皮の水分を吸収させます。
3.続いて毛先部分に残った水分をタオルで吸収させます。 パンパンと軽く叩くような感じで吸収させていくと良いです。
4.頭皮、毛先の順でタオルドライが完了したら、最後にドライヤーで髪を乾かしてください。
ドライヤーも使い方を間違うと髪に大きなダメージを与えてしまいます。熱を一ヵ所に集中させないように注意しながら乾かしていくと良いです。
是非上記の方法で、毎日のタオルドライによるヘアダメージを軽減させましょう。
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