髪質の種類について
一般的に、日本人はクセ毛が少ないタイプで、ほとんどの人が直毛と言われています。
そして、どちらかというと細くてボリュームが少ない人が多いというデータもあります。
ただ、実際は少しくせ毛があるという方も多いので、そこまで多くの人が完璧な直毛というわけではないでしょう。
直毛以外にはどのような髪質があるかというと、パーマをかけていないのにくるくると波状の形状している波状毛が挙げられます。
特にクセが強いという髪質ではありませんが、日本人のクセ毛の方に多く見られるタイプです。
髪の毛が膨らみやすくボリュームが出やすいという特性があり、特に雨の日や湿気が多い日に髪がまとまりにくいという意見が聞かれます。
他には捻転毛と呼ばれる、髪がねじれた状態の髪質や、チリチリとした髪質になってしまう縮毛が挙げられます。
これは、どちらも日本人にはあまり見られないタイプで、ヨーロッパ系やアフリカ系人種に多くみられる髪質の特徴です。
年齢により髪質は変わるのか
人間の髪の毛は遺伝的要素もありますが、子供の時は産毛のような柔らかく細い状態がとても多いです。
そこから年齢を重ねるごとに髪質が変化していき、特に20代が髪の毛の成長のピークと言われています。
また、男女で髪の年齢のピークは異なると言われていて、男性の場合は20歳から25歳ぐらい、女性の場合は20歳から30歳ぐらいが髪の毛のピークと言われています。
そして髪が衰えだすと何が変化しているかというと、そもそも髪自体が変化するというよりも、髪の毛を生成する毛乳頭や毛母細胞が変化することが考えられます。
年齢を重ねると、髪を生成する力が縮小傾向にあります。
特に中年になってくると、髪の毛の栄養を送られて生成される毛乳頭が小さくなってしまう傾向に。
毛乳頭とは髪の毛の根元部分です。
イメージとすれば、根野菜で栄養の吸収率が悪ければ実が小さくなってしまう、ということをイメージされると分かりやすいのではないでしょうか。
大きな野菜を作り出すには光合成をして、葉から栄養素を吸収する必要があります。
それと同様に、髪の毛を太く逞しいものにするには、毛母毛細から送られる栄養素をしっかりと毛乳頭で受け止める必要があるでしょう。
この力がだいたい30代から40代ぐらいに減少する傾向があり、その影響によって髪が細くなったり、コシがなくなったりといった症状が現れてきます。
このような現象をエイジング現象と呼び、女性ホルモンの減少や抗酸化力の低下など、年齢を重ねるにつれて体の内部で起こる変化が、まず地肌にエイジング現象として表面化し、毛髪は地肌の影響を受けて変化してくると考えられます。
すでに毛髪に現れているエイジング現象への対処だけではなく、その前触れとして現れる地肌のエイジング現象を早期に見つけて対処することで、エイジング現象の起こりにくい地肌環境に整えることが可能になります。
また、人それぞれ、肌質や髪質、ストレス具合によって、エイジング現象が異なります。
頭皮への影響は?
健康な頭皮は青白く艶がありますが、頭皮が乾燥していると顔のシワのように、細かいシワが頭皮にも現れ、地肌が黄ばんできたり、ところどころに赤い部分がある場合は、体の疲れやストレスが原因となるくすみや乾燥ジワ、フケなどが目立ってきます。
乾燥している地肌は、皮脂の分泌量が少ないため、艶がありません。
30代では、地肌がウロコ状に見える乾燥ジワが目立ち始めたり、赤味のある部分が分け目を中心に点在し、40代になると赤味と黄ばみとくすみが出てきて、50代、60代になると、フケも出やすくなり、その時点で初めて気付く方も多いようです。
頭皮の状態は自分では見えないので、美容室などで早めの頭皮トラブルチェックをする事をオススメします。
頭皮の健康状態をセルフチェックしよう!
なかなか美容室に行けないという方のための、自分で気付く簡単チェック方法をご紹介します!
1.最近、地肌がかゆいなどの変化を感じる
2.今までと同じシャンプーを使っていても、かゆくなることがある
3.疲れがたまると、お肌同様に頭皮にも吹き出物や、頭皮を掻きむしった後のようなカサブタなど、頭皮の肌荒れが起こる
以上のような変化を少しでも感じたら、一度美容師などの専門家に相談すると、適切なアドバイスや改善方法を教えてもらえるので、気になる方は是非相談してみるようにしてください。
ヘアケアはいつから始めればいいのか
ヘアケアは何歳から始めなければいけないということはありませんが、男性なら20歳から、女性なら25歳までには始めておきたいところです。
なぜならば、髪の成長がそれぞれ20代前半でピークを迎えてしまうということが挙げられます。
それ以降は髪の毛のケアをしていないと抜け毛が増えたり、髪の毛が細くなってしまったり、パサついた髪の毛になってしまうなんてことも考えられます。
若いうちから意識しておくことで、高齢になっても艶のある健やかな髪の毛を維持することができます。
ただし妊娠中や出産直後などはヘアケアをするのに、いくつかの制限が生まれてしまうケースがあります。
例えば、ヘアカラーやパーマなどはあまりおすすめできません。
髪の毛の色や形状を変化させることに問題はありませんが、パーマ液やブリーチ液などが浸透してしまうと体への悪影響も懸念されます。
髪の毛が抜け落ちたり、傷まないために普段からケアしておくことが大切です。
ヘアケアに年齢制限はあるのか
ヘアケアに年齢制限は特にありませんが、頭皮状態に合わしてヘアケアをするということは心がけたいところです。
例えば、敏感肌の方はラウリル硫酸ナトリウムやパラベンが配合されているシャンプーは使わないようにする、頭皮がかぶれたり痛みを感じやすい方は刺激の強い石油系シャンプーや石鹸系シャンプーは使用しないようにする、などのケアをする必要があるでしょう。
中高年以降の方は、特にこういったシャンプーは控えた方が無難です。
髪に必要な栄養について
また、年齢制限というよりも妊娠中に意識したいのが栄養分の摂取。
自分だけでなく、胎児にも栄養を送る必要があるため食事だけでなく、シャンプーから意識的に栄養を摂取できるようなものを選択すると良いでしょう。
具体的には髪の毛を生成する役割があるアミノ酸配合のシャンプーです。
アミノ酸は、ケラチンと呼ばれる髪の毛の物質の生成に欠かせないものです。
アミノ酸はサプリメント等でも摂取できますが、シャンプーにも含まれているケースがあります。
具体的にはシスチン、リジン、アルギニンなどがあります。
これらはアミノ酸の一種なので、成分チェックをして配合されているかどうか確認してみてはいかがでしょうか。
また小学生や中学生など、まだ頭皮も成長過程にある段階ではノンシリコンシャンプーなど頭皮への負担が掛からないシャンプーを選択したいところです。
髪質が変わってきたなと思ったら、手遅れになる前にしっかりケアしましょう。
髪質の変化が気になってきたら・・・
具体的な、改善方法としては、ヘッドスパや頭皮に合ったシャンプー、トリートメントを選ぶということが効果的です。
ヘッドスパでもたくさん種類があります。
頭皮の乾燥が気になるお悩みには、保湿力のあるヘッドスパがオススメです。
頭皮に合ったシャンプー、トリートメントがわからないという方は、美容室などで専門家に相談すると良いでしょう。
年齢を感じないくらい、いつまでも若々しくいられるよう、今一度エイジングケアを見つめ直してみてはいかがでしょうか。
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