お客様から、「ヘアアイロンって髪を傷めるんですかね?」
というご質問をいただくことがあります。
答えはですね、
「プロが正しく扱えば心配いりません」
ここに尽きると思います。
ですが、お客様がご自宅で毎日のスタイリングの際に
頻繁にご使用になっているとしたら、要注意ですよ。
では、ヘアアイロン で髪が傷んでしまう経緯について
しっかり解説させていただきますね!
1. アイロンをすると傷む?
コテやアイロンの熱が髪に与える影響として
・「乾燥によるキューティクルへのダメージ」と
・「タンパク質の熱変性(タンパク変性)」があります。
2. 乾燥によるキューティクルへのダメージ
魚のウロコのように重なって髪表面を覆っているキューティクルは
髪のツヤ感や手触りに大きく関わっていて
キューティクルが剥がれたり傷んだりすると枝毛や切れ毛の要因にもなります。
キューティクルは、コテやアイロンによるスタイリングはもちろん、
日常的なドライヤーやブラッシングでも剥がれたり傷ついたりするとってもデリケートな存在です。
キューティクルは濡れると開く性質があります。
乾いているときは閉じることで、髪内部の成分や水分を守る役割を果たしています。
3. タンパク質の熱変性(タンパク変性)
ほとんどがタンパク質で出来ている髪の毛は、熱を加えると固まってしまいます。
生卵に熱を加えると、固まってしまうのと同じ原理ですね。
これを、「タンパク質の熱変性」といいます。
「タンパク質の熱変性」により、髪内部のタンパク質が集まって固まってしまうと
毛髪内部に空洞が出来てしまい、髪が濡れてキューティクルが開くたびに
髪内部の成分や水分が流出しやすくなります。
「タンパク質の熱変性」は、髪が乾いている状態だと約130℃ぐらいから、
髪が濡れていると約60℃ぐらいから始まってしまいます。
4. 低い温度にしたら傷まない?
「タンパク質の熱変性 」を考えた場合、
熱変性の心配のない、低めの温度でスタイリングした方が、髪に優しいのは事実です。
正し、極端に低温でスタイリングした場合
カールやストレートがつきにくく、同じ毛束に何度も繰り返しアイロンを通すこととなり
これが髪へ過度に摩擦や熱を与えてしまい
結果的にダメージに繋がる恐れもあります。
また、低すぎる温度でスタイリングするとスタイリングが長く持続できません。
これもまたストレスの原因となってしまいますね。
5. アイロンを使う前に髪に何かつければ傷まない?
髪へのダメージを考え、アイロン前にアウトバストリートメントや
ヘアオイルを塗っている方も少なくないと思います。
しかし、水分を多く含むタイプのアウトバストリートメントの場合
湿った髪にアイロンを使うこととなります。
髪が濡れているとき、髪の表面にある「キューティクル」が水分によって柔らかくなっており、
タオルでゴシゴシするだけでも傷ついたり剥がれたりすることがあります!
さらに「タンパク質の熱変性 」は、髪が濡れていると約60℃ぐらいから始まってしまいます!
水分が多く髪をしっとりさせるタイプのアウトバストリートメントを使用した場合は、
ドライヤーできちんと乾かしてからアイロンを使いましょう。
当店オリジナルのS.E.Lオイルは
つけた瞬間髪の内部の奥深くに浸透していく特長があります(^^)
たっぷりつけても髪がベタつかず、保湿成分が髪の内側に入りますので、
髪が濡れてしまうことなく、ヘアアイロンでジュッとなる心配がありません。
キューティクルを優しく保護しながら髪の内部の乾燥を防いでくれる優れもの。
アイロン前はもちろん、アイロン後の仕上げにもしっかりつけて潤いをキープしてくれますので
今まで髪に何もつけずにアイロン処理をされていた方は、是非是非S.E.Lオイルを使ってみてください!
6. 髪質に合わせたアイロンの適性温度とは?
髪質に合わせた、お勧めの目安温度をご紹介します。
(※あくまでも目安の温度ですので
髪のダメージ度合いやカール・ストレートのキープ具合を見ながら
150℃をスタートに、それぞれにぴったりな温度を探していただくことが重要になってきます!)
○クセが強い
○髪が太い
○パーマ・カラー履歴なし
○硬い髪質
150℃前後にしてみましょう。
これらの髪質の方は、カールやストレートのクセがつきにくく、低温でスタイリングした場合
同じ毛束に何度も・じっくりと、コテ・アイロンを通すことになりかねません。
やや高めの温度設定で少ない回数で形を決めるようにしていきましょう。
○パーマ・カラー・ストレートの施術経験あり
○切れ毛・枝毛が出来ている
○細く柔らかい髪質
130℃前後がお勧めです。
ダメージが目立つ髪や化学的な施術の回数が多い髪の場合、
髪内部の水分が10%前後とギリギリ必要な水分しか保持されていない場合もあります。
アイロンの温度が高すぎる場合、乾燥によるダメージが避けられません。
また、毛が細い方熱の影響を受けやすいため、温度も低めで、
細かく毛束を取ってスタイリングした方がダメージを抑えることが期待できます。
7. まとめ
ご自宅でのヘアアイロン、繰り返せば繰り返すほどに
髪に大きな負担がかかるイメージが掴めましたでしょうか。
操作を間違えるとお肌の火傷にも繋がってしまいます。
テクニックを要するアイロン技術は
適性温度を見極め、プレスする回数も最小限で
キューティクルを傷つけないよう優しく丁寧に、そして短時間で仕上げられるプロにお任せください!
尚且つ、
ご自宅でのアイロンによるスタイリングが不要となる
当店大人気メニューの
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これが絶対にお勧めです!
乾かすだけできれいなサラツヤ髪に仕上がれば、毎日気分も絶好調間違いないですよ。
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を月に一度の栄養補給として続けていただくことで
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