安い・簡単・便利…でも代償は大きい。ホームカラーが5年後の髪に与える恐怖

radkazuki1995
6 日前
読了時間: 4分

「ちょっとだけ根元が気になるから」「忙しくて美容室に行く時間がないから」そんな理由でホームカラーを選ぶ女性は少なくありません。実際、ドラッグストアには数え切れないほどのカラー剤が並び、「自宅で簡単にサロン級」というキャッチコピーが並びます。

でも──その“手軽さ”が、あなたの髪の未来を静かに壊していることを、どれだけの人が知っているでしょうか。

■ ホームカラーの“落とし穴”は、目に見えないところにある

美容室のカラー剤は、お客様一人ひとりの髪質・太さ・ダメージ・履歴をすべて見極めた上で調合されます。一方、市販のホームカラーは「誰でも染まる」ように作られています。つまり、どんな髪でも強制的に反応させるほど強い薬剤が入っているのです。

これは例えるなら、「肌の状態を見ずに、誰にでも同じ強さのピーリング剤を使う」ようなもの。その瞬間はきれいに見えても、内側では確実に“ダメージの種”が広がっていきます。

■ 「ツヤがない」「広がる」「まとまらない」──すべては“栄養が抜けた”サイン

ホームカラーは、色を入れるために髪のキューティクルを無理やり開きます。そのとき、髪内部の栄養・水分・タンパク質までも一緒に流れ出てしまう。最初の1〜2回は気づかないかもしれません。でも、3回、4回と繰り返すうちに、・乾燥してパサつく・毛先がチリつく・カラーの色持ちが極端に悪くなる・ストレートが効かなくなる・どんなトリートメントもすぐ取れる

こうした“老化現象のような髪トラブル”が現れ始めます。

それでも多くの人が「年齢のせいかな」「髪質が変わったのかな」と思ってしまう。でも実際は、ホームカラーによって髪の構造が壊されているのです。

■ 美容師でも治せない“限界ライン”がある

髪は肌のように再生しません。一度ダメージを受けた部分は、カットしない限り元に戻らない。ホームカラーを続けると、髪の内部結合がボロボロに切れていくため、美容室でのトリートメントや縮毛矯正すら定着しにくくなります。

実際にプロの現場では、「どんなに高濃度の栄養を入れても弾かれてしまう」「ストレートがかかってもすぐ取れる」そんな髪を多く見てきました。

これは美容師の腕ではなく、薬剤が反応できる土台そのものが崩れてしまっている状態。ホームカラーは、髪の“土台”を壊す最も大きな原因なのです。

■ 「安さ」と引き換えに失うのは、時間と自信

確かに、ホームカラーは安く、手軽です。でもそのたびに、髪の内部では少しずつ結合が壊れ、艶とハリが失われていく。それを取り戻すには、何ヶ月、時には何年というケアが必要になります。

つまり、「安さ」を選んだ瞬間に、未来の「時間」と「美しさ」を犠牲にしているのです。しかも、そのダメージは年齢を重ねるほど表面化しやすくなります。40代・50代で「髪がまとまらない」「老けて見える」と感じる方の多くが、実は20代〜30代のホームカラー歴を持っています。