どうも、マサキタカシでございます^^
髪質改善専門店アミーベルの代表であり、Mr.髪質改善の異名を持っております。
これまでに2万人以上の髪に悩める女性を救ってきた実績があり、そのくらい髪質改善は得意分野です♪
今日は、今巷で大流行の酸熱トリートメントに対するMr.髪質改善的な解説と暴露(笑)していきますね。
目次
1. 酸熱トリートメントってご存知ですか?
今美容業界で大流行している酸熱トリートメント。
インスタとかでアホみたいにツヤツヤな髪の写真を見かけたことがある方は、まさしくそれが酸熱トリートメントです。
酸熱トリートメントのメリットは、仕上がりの髪の状態が信じられないほどに綺麗になるということです。
ただそれだけ。メリットはそれ以上ありません。
2. 酸熱トリートメントのデメリット
約2年前の2018年頃から酸熱トリートメントは登場しました!
この2年間を経て進化を遂げてはいるものの、僕もこの2年間酸熱トリートメントを研究しています。
酸熱トリートメントの効果は、他のトリートメント施術に比べて圧倒的な結果を出してくれることです。
色々と研究していくうちに、ブリーチ毛や縮毛矯正で発生したビビり毛の修復などにも効果が見込める一方で、その効果を疑問視するようなこともわかってきました。
自分自身で研究・施術を繰り返してきた中で、酸熱トリートメントの失敗も多く経験しました。
今回は、酸熱トリートメント自身が扱ってきた失敗・経験したデメリットについて解説していきます。
3. 酸熱トリートメントの失敗事例を紹介。経験談です!
成功した酸熱トリートメントは仕上がった瞬間、最高の仕上がりになります。
確かに仕上がりのクオリティは「やばい!」の一言です。
ですがうまくいかなかった時は、何故うまくいかなかったか原因がわからず、幾度となく悶々とした気持ちになりました。
以下が自分が実際に酸熱トリートメントを検証してきた中での失敗事例です。
4. ショートヘアへの酸熱トリートメントで縮毛矯正のようなピンピン髪に
ショートヘアのお客様に酸熱トリートメントをやった時の失敗事例です。
2か月待っても3か月待っても毛先がツンツンと外に向き続け、収集のつかないヘアスタイルになってしまいました。
まさに「スネ夫ヘア」
5. アイロンの温度を下げて酸熱トリートメントをしてみたは効果なし
少し硬めで毛量多めのお客様に酸熱トリートメントをやった時の失敗事例です。
白髪が浮きやすい髪質で、何度も全体カラーを繰り返していたので、
ダメージを気にして、アイロンの温度を酸熱トリートメントの基本200度から180度に下げたところ、
髪の収まりが通常の酸熱トリートメントと比べていまいちな仕上がりになってしまいました。
うねりが強く出て、パサついた仕上がりになりました。
6. 細毛・うねり、癖毛のクセがすぐ戻ってしまった
本来であれば縮毛矯正で施術した方が良いかなと思う髪を、
濃度の高いグリオキシル酸と220度の高温アイロンで伸ばそうとして起きた失敗です。
仕上がりのクセは伸びていましたが、2週間も経たないうちに癖が戻ってしまいました。
結果縮毛矯正をやり直してしまいました。。。
7. 何度か酸熱を繰り返した髪は縮毛矯正を繰り返したような硬さくてパサパサした髪に
柔らかい髪質でちりつきやすい髪質の方に酸熱トリートメントを何度か繰り返した結果起こった失敗事例です。
毎回高温のアイロンを毛先まで通しても縮毛矯正のように毛先がチリつかなかったのですが、
不自然な縮毛矯正がかかったかのような髪の硬さとパサつきが出てきました。
8. まさかの頭皮かぶれ
ロングヘアのお客様に起こった失敗事例です。
酸熱トリートメントとは相性良い感じでした。
このまま酸熱トリートメントを繰り返していけば、縮毛矯正をしないでもよくなるかも!という期待を抱いていましたが、
後日お客様から頭皮がかぶれてかさぶたになってしまったという連絡がありました。
それ以上大事には至りませんでしたが、その後の酸熱トリートメント継続はもちろん中止です。
9. 酸熱トリートメントの後にパーマをかけたら最悪の事態が!
これは酸熱トリートメントを複数回経験している失敗事例です。
酸熱トリートメント直後にパーマをかけようとして失敗したケース、
酸熱トリートメントの効いた髪に後日パーマをかけようとして失敗したケースについてです。
酸熱トリートメントには、グリオキシル酸を用いる場合とレブリン酸を用いる場合がありますが、
いずれも髪がパサついて思っていたようなパーマにならず、パーマ後のカットで誤魔化すしか手段はありませんでした。
10. ブリーチ3回の髪に酸熱トリートメントをしてみたが効果を全く感じなかった
20代でブリーチを3回繰り返していたお客様に起こった酸熱トリートメントの失敗事例です。
塗れるとフニャフニャ、芯のない髪みたいになってしまうような傷んだ髪は、施術履歴にブリーチ3回。
グリオキシル酸による酸熱トリートメントの効果を全く実感できませんでした。
11. 失敗経験から判明した酸熱トリートメントのデメリット
様々なモデルさんで施術を何でも試してみてからの経験談から言わせてもらうと、
酸熱トリートメントはごく限られた髪質の方にしかメリットはなく、多くのお客様にとってはタイムラグで必ずデメリットが追いかけてきます。
現時点で確認できている間違いないデメリットについて解説をしていきます。
12. グリオキシル酸の濃い酸熱×超高温 仕上がりが不自然になる
このデメリットは、カラーをしていない普通毛では起こりにくく、カラー毛に起こりやすい傾向があります。
仕上がりが不自然にまっすぐで、硬い独特の髪質になってしまうので、
酸の濃さと使用するアイロンの温度を適切にチョイスするスキルが必要です。
アイロンの温度を低くすると逆に失敗することもあります。
縮毛矯正の概念を払拭できずに酸熱トリートメントを行うと、美容師はアイロンの温度設定を低くしてしまいがちですが、
現段階では、アイロン温度が低いと酸熱トリートメントの効果を実感できません。
13. 酸熱トリートメントを繰り返すと、パーマをかけられない髪になる
繰り返し酸熱トリートメントがうまくいってサラツヤ髪が完成すると、その先の願望としてパーマをかけたくなる方が多くいらっしゃいますが、
酸熱トリートメントを繰り返して酸熱毛に変化した髪には、パーマが通常のようにかかることはありません。
髪質によってはクセと傷みが気にならない髪になれたけれど、パーマをあきらめるか、パーマをかけたいから酸熱トリートメントの継続を諦める、
現状ではこの2択になりますね。
14. カラーの色落ち&発色難の対応はマンパワー次第
酸熱トリートメントがカラーの発色にどう影響を及ぼすのかについては、美容師の間でも見解が分かれてます。
ちなみに酸熱トリートメントの影響による、カラーの色落ち・退色は必ず起きます。
酸熱トリートメント後のカラーの染まり問題については、色が濃く入ることもあれば、色が思うようにならずにくすむということも。
カラーの染まりに関しては、間違いなく酸熱トリートメントの弊害ということになります。
15. 素手で薬剤を触ったり、頭皮に付くとかぶれるリスクはあり
酸熱トリートメントで最もメジャーに用いられるグリオキシル酸には、感作性(アレルギーを引き起こす性質)があります。
他にも、酸熱トリートメントは強酸性なので、誤って目に入るととても大変です。
16. 酸熱トリートメントだけでは効果を感じられない髪がある
髪がパサパサのゴワゴワや、トロトロのフニャフニャになってしまう傷み方は、主に髪内部のタンパク質が起因すると言われています。
酸熱トリートメントで髪の構成成分全てはまかなえませんので、傷み方によってはもっと有効なトリートメントがあります。
17. Mr.髪質改善的にはNGな酸熱トリートメント
酸熱トリートメントで髪が酸性に強く偏ることにより、バサバサした髪になってしまうという声も多々あります。
とはいえ、そもそも酸熱トリートメントは強い酸によって髪を収斂させないと効果が出ないメカニズムです。
要はきしんで当然です。
Mr.髪質改善的にはNGなものでしかなく、
一発の衝撃が大きい施術は当然髪に対しての負担も大きいです。
やはり髪質を綺麗にするにはコツコツとケアを続けていくのが一番大切です☆
近道はない!コツコツと積み重ねましょう!
マサキタカシ
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