女性なら健康な髪をいつまでもキープしたい!と思うものです。
しかし「仕事が忙しくなってから髪が抜けるようになった…」「分け目が目立つようになったかも…」といった悩みを抱えている方もいるのではないでしょうか。
近年では男性と同じようにバリバリ働く女性も多く、日々のストレスや食生活の乱れによって、薄毛に悩む20〜30代の方が増えているようです。
今回は周りには相談しづらい薄毛のお悩み。
薄毛の原因や対策方法などについてご紹介しているのでぜひ参考にして下さい。
女性は髪全体が薄毛に。兆候となる髪や頭皮のサインを見逃さないで
脱毛症といえば、生え際や頭頂部の髪が部分的に薄くなる症状が思い浮かびやすいですが、女性の場合は全体的に髪が減っていくことが多いです。
このような髪の抜け方を「びまん性」の脱毛症といいます。
薄毛になる兆候として、髪や頭皮にこのような特徴が見られます。
・髪が細くなる
全体の髪の毛が細くなります。ストレスや健康状態の悪化などが原因です。
・頭皮が赤い
頭皮が赤くなっている場合は、薄毛の原因となる炎症を起こしている可能性があります。
・頭皮が硬い
頭皮が硬い場合は血行が悪い状態です。髪にハリやコシがなくなり、抜け毛の原因になります。
・フケが気になり始める
フケは頭皮のトラブルを表します。ベタベタするタイプ、カサカサするタイプなど、いくつか特徴が見られます。
・頭皮のベタつき
1日仕事をした後、頭皮がベタつくといったケースも。頭皮の毛穴を詰まらせる原因になります。
薄毛の兆候に早く気づくためには、自分で頭皮や髪に触れ、状態を知っておくことが大切です。
ストレスや食生活の乱れが薄毛の原因に
女性が薄毛になってしまう原因は主に3つあります。
日々のストレスによる血流の悪化
仕事や人間関係などのストレスを感じることで体が緊張し、血管が収縮します。血流が悪くなると頭皮に十分な栄養が行き渡らなくなり、髪の成長が妨げられてしまうのです。髪を洗う前の頭皮マッサージなどによって、血流を良くする習慣をつけましょう。
食生活の乱れによる女性ホルモンの減少
女性ホルモンには、髪の毛のサイクルを整える、健康な髪の毛を保つといった働きがあります。食生活の乱れにより女性ホルモンが減少することで、髪が細くなったり髪が抜けたりすることも。
女性ホルモンと同じような働きを持つのが大豆食品に含まれる大豆イソフラボンです。髪の健康を保つためには、普段から豆乳や納豆などを積極的に摂取するとよいでしょう。
油分の多い食べ物による皮脂の過剰分泌
甘いものやファストフードなど、油分が多く含まれている食べ物を多く摂取すると、過剰に分泌された皮脂が毛穴に詰まってしまいます。油分が頭皮に付着した状態が続くことで、薄毛を引き起こす原因に。
普段の食生活では油分の多い食べ物を取りすぎないようにし、ビタミンBを豊富に含む魚介類などの摂取を心がけましょう。ビタミンBは皮脂の過剰分泌を抑える働きをしてくれます。
薄毛に効果的!シャンプーだけでなく、髪を洗う前後のケアも念入りに
薄毛の方はシャンプー時はもちろん、髪を洗う前後のケアもていねいに行いましょう。
① 髪を洗う前のケア
ブラッシングをして頭皮や髪の汚れを落とします。
さらにヘアオイルなど、シャンプー前に使うオイルタイプのヘアケア剤を手にとって、頭皮をマッサージしましょう。
ゆっくりと下から上に向かって血液を押し流すように行うのがポイントです。
頭皮についている付着物や不純物も落とすことができます。
② シャンプーの仕方
頭皮のマッサージが終わったら髪を洗っていきます。
爪を立てずに指の腹を使って行うのがコツ。
髪に優しいアミノ酸系のシャンプーを使ったり、頭皮のバランスを整えるために週に何回かスカルプシャンプーを取り入れたりしても良いかもしれません。
マッサージブラシやシャンプーブラシを使って髪を洗ってもよいですが、できれば手で洗うことをおすすめします。
頭皮全体をまんべんなく触ったという感覚を大事にすることで、襟足などの洗い残しを防げるでしょう。
1日1回しっかりとシャンプーをして頭皮を清潔に保つことで、薄毛への効果が期待できますよ。
③ 髪を洗った後のケア
トリートメントまで終わり髪を洗い流したら、タオルドライをします。
切れ毛や抜け毛の原因となってしまうので、こすり過ぎないことがポイントです。
さらに髪を洗った後には頭皮につける美容液タイプの育毛剤を使います。
育毛剤で頭皮の乾燥を防いでからドライヤーをする習慣をつけましょう。
薄毛に効果的な髪の乾かし方
頭皮の乾かしすぎに注意。頭皮全体をまんべんなく乾かすのがポイント
① 髪の根元をすくうようにして頭皮を乾かします。
髪を軽く引っ張りながら乾かすのがコツです。
また、一カ所にドライヤーを当て続けると頭皮が乾燥してしまうので、頭皮全体をまんべんなく乾かしていくとよいでしょう。
② 頭皮全体が乾いたら、髪の中間あたりを乾かしていきます。
キューティクルに逆らわないよう、頭頂部から毛先に向かって上から下にドライヤーを当てて乾かしていきます。
③ 強めの風量で毛先をまとめて乾かしていきます。
髪を傷めないために、ドライヤーを髪から少し離して風を当てることが大切です。
温度調節ができるドライヤーをお持ちの場合、ドライヤーの温度を少し下げてあげるのもよいでしょう。
④ 最後に前髪とそのまわりの髪をすくい、軽く引っ張りながら顔まわりを乾かしていきます。
顔の際は特に乾きづらいので、しっかりとドライヤーを当てましょう。
シャンプー前後のケアや正しい髪の乾かし方によって、髪や頭皮の健康を保ちましょう。
薄毛はストレスや食生活の乱れによって、20〜30代の女性にも起こることです。
兆候となるサインに気づけるように、髪や頭皮を触ってこまめに状態を知っておきましょう。
また薄毛対策には、乾燥から髪や頭皮を守り、清潔に保つことが欠かせません。
シャンプーはもちろん、髪を洗う前後のケアもていねいに行ってください。
余裕があればスカルプ専用のヘアケア剤や水分保持能力があるドライヤーを選び、健康な頭皮や髪の毛づくりをしていきましょう。
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