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枝毛の原因と正しい予防や対策について解説します



髪の毛を伸ばしていると出来てしまうものに、枝毛があります。


枝毛って一度見つけてしまうと気になって、ついつい探してしまいますよね。


他人から見ても枝毛がある髪は、お手入れを怠っているようにも見え、いいイメージをもたれないものです。


「毛先の枝毛を切っても、すぐに枝毛になってしまう…。」という悩みを抱えている人も多いのではないでしょうか?


枝毛とはそもそもどういう状態をいうのか?枝毛の原因とそのケア方法をご紹介します。

 

枝毛とは


髪の毛の中には必要な水分が貯蓄されています。


この水分を保護するのが「キューティクル」と呼ばれる外壁なのですが、髪が傷んでくるとこのキューティクルが剥がれてきます。


この髪の毛の表面を覆っているウロコ状のキューティクルがはがれることで、枝毛は発生します。


外部からの刺激によって、キューティクルがはがされてしまうと、髪の毛の内部の水分が流出します。


水分を失った髪の毛は裂けやすくなり、枝毛となって現れるのです。


キューティクルがはがれると、ダメージを受けたキューティクルから5cmくらいの髪の毛の水分量は、減少してしまいます。


そのため、枝毛が出来た部分をカットしても、切った上の部分が枝毛になってしまうのです。


健康そうに見えても、枝毛の出来た髪の毛はダメージが進行しています。



枝毛と切れ毛の違いとは


また、枝毛は切れ毛とも間違われやすいものですが、両者は違うものです。


  • 枝毛は髪に対して縦方向にダメージが起こっている状態

  • 切れ毛は横方向にダメージが起こっている状態


枝毛は先端部からダメージがはじまり、髪を守っている最も外側にあるキューティクルが剥がれることから起こります。


キューティクルが剥がれてくると、その内側にある毛皮質(コルテックス)がむきだしになります。


それによって毛皮質(コルテックス)が外気に触れると、内側にあるケラチンタンパク質が抜け出してしまいスカスカになることで、強度が弱くなり縦に裂けてしまうのです。

 

枝毛の原因


髪が傷む要因としては、様々なものがあります。


現代人の食の欧米化やストレスなどの生活習慣の乱れが大きく影響していると言われており、昔に比べて頭皮のトラブルを引き起こしやすい環境になっていることが考えられます。


また、現在ではパーマやカラーリングをする人が増えたため、頭皮や髪のダメージによって髪の成長を妨げていることも原因の1つになっています。


ただ、一般的によくあるものは以下の5つになります。


・パーマやカラーリングの回数が多い
・シャンプーの種類を間違えている
・ドライヤーの温風を髪に近づけすぎている
・洗髪後に髪をキチンと乾かさずに濡れたまま寝てしまう
・睡眠不足

1つ1つ原因をご説明します。

 

枝毛の原因① パーマやカラーリングの回数が多い

まず、パーマやカラーリングというのは、たまにであればそれほど問題はありません。


ただ、薬剤がキューティクルの中に入り込んでパーマをあてたり色をつけるので、頻繁にスタイルを変えたり、過度のカラーリングを行うと、髪のキューティクルは傷つき枝毛の発生につながります。


そして、無理やり剥がされたキューティクルは簡単に修復されるものではありません。


最近では金髪や、元々の髪色とはかけ離れた色に髪を染めるというのも一般的になってきました。


しかし、元の髪の毛を脱色して染めるようなことをしようとすると、髪を守っているキューティクルを無理やり剥がし、そこに色を入れていくという方法を取らないといけません。


このような方法は髪を痛ませる原因になり、枝毛やパサつきを発生させます。

 

枝毛の原因② シャンプーの種類を間違えている

意外に感じるでしょうが、シャンプーの値段が違うように、そこに含まれる成分も様々です。


使用するシャンプーによっては、強い洗浄剤が含まれておりキューティクルを剥がすものもあります。


もちろんメーカーごとの違いというものもありますが、大まかに分けると2パターンに分けられます。


それは、「洗浄力が強いシャンプー」と「栄養素が多いシャンプー」の2つです。



洗浄力が強いシャンプー


洗浄力の強いシャンプーは「高級アルコールシャンプー」と呼ばれ、洗浄力が強いので洗髪後にはスッキリすると思われます。


ただ、髪に必要な脂質や水分まで洗浄してしまうので、髪が水分不足になってキューティクルが剥がれ、枝毛や切れ毛の原因となることがあります。


高級アルコールシャンプーは一般のスーパーなどでも販売されていて、安価で手に入れることができるシャンプーとなっています。



栄養素が多いシャンプー


栄養素が多いシャンプーは「アミノ酸系シャンプー」と呼ばれています。


このシャンプーの特徴としては、洗浄力がそこまで強くないですが、頭皮の不必要な皮脂や髪の汚れをきちんと洗い落としてくれて、髪に必要な栄養分を与えてくれるシャンプーとなっています。


一度できてしまった枝毛というものは、元に戻すことはできません。


ですが、これからできてしまう枝毛や切れ毛などを防ぐために、髪の傷みの修復作用のある成分が髪の内部まで届くものを選びましょう。

 

枝毛の原因③ ドライヤーの温風を髪に近づけすぎている

髪を乾かすのにはドライヤーを用いるのが一般的です。


ただし、髪を乾かす際に間違ったドライヤーの使い方をしていると、かえって枝毛を増やしてしまうことになりかねません。


その一つが高すぎる熱です。


髪の毛はタンパク質なので、表面を守っているうろこ状のキューティクルもタンパク質です。


つまり、熱に弱いという特徴を持っています。


一度熱で変性してしまった髪の毛のタンパク質は、元通りにはなりません。


ですので、ドライヤーを髪からあまりに近い位置であて、長時間同じ場所に熱を与えると、キューティクルを剥がしてしまいます。


特に毛先に集中してかける人もいますが、これは間違いです。


ドライヤーを髪に近づけすぎると髪の中の水分を蒸発させてしまうので、枝毛を引き起こす原因となります。


その為、ドライヤーは温度ではなく、風量の大きいものを選びましょう。

 

枝毛の原因④ 洗髪後に髪をキチンと乾かさずに濡れたまま寝てしまう

洗髪後にキチンと乾かさずに寝てしまうと、枕や様々な場所でキューティクルが剥がれてしまい、切れやすい髪になってしまいます。


髪は、通常は硬いキューティクルで守られてますが、水分を含んだ髪の毛はキューティクルが浮き上がっているため、そこにブラッシングなどで摩擦が加わると損傷してしまいます。


つまり、洗った後の髪を乾かさないで放置していると、ただでさえ縦に裂けやすい毛髪のタンパク質が傷みやすい状態になっているということです。


すなわち、枝毛になりやすい状況を作っているわけですね。


ですので、髪の毛を洗った後は素早く乾かすことが、枝毛を防ぐことにもつながるんです。


また、頭皮の雑菌も繁殖しやすくなっているので、抜け毛や枝毛を増やすことにも繋がりかねません。なので、髪はキチンと乾かしてから寝るようにしましょう。

 

枝毛の原因⑤ 睡眠不足

髪の毛というのは、タンパク質・アミノ酸から作られています。


ですので、このタンパク質やアミノ酸等の栄養成分が不足するとダメージを受けやすい、弱い髪になってしまうのです。

そして、これらの栄養成分は体中の血管をとおって頭皮に届き、髪の毛へと変わっていきます。


ですが、睡眠不足になると血管が収縮してしまい、頭皮へ栄養が届きにくくなってしまうのです。


だから、枝毛や切れ毛に悩んでいるなら、良質な睡眠を摂るよう心がけましょう。


寝不足の時、頭がボーっとしませんか?それは頭に血がいっていない証拠です。



睡眠の質


ただ、とにかく長時間眠れば良いというわけではありません。

決まった時間・同じ睡眠時間で規則的な睡眠を取ることがポイントです。


これは、身体の新陳代謝に影響してきます。


規則正しい生活ができていないと、身体の新陳代謝の能力は低下します。

すると、古い細胞が残ってしまい、健康な髪が生えてこないばかりが、栄養が行き届かないために、傷んだ髪の補修ができないのです。


ヘアケア剤を使うことも大切ですが、まずは睡眠から見直してみましょう。

 

枝毛と髪質との関係性


また、枝毛は頭皮の環境や生活習慣だけでなく、本来の髪質も大きく関係しています。


枝毛が起こるということは、髪の毛に栄養が十分届いていないため、髪の潤いやツヤに必要な水分量が不足しているということになります。


この状態を放置していると、後々の抜け毛や薄毛の進行を早める原因につながる場合もありますので、注意が必要です。


特に髪の長い人は髪のダメージが蓄積している分、枝毛になりやすい傾向にありますので、普段からのヘアケアが大事になってきます。

 

直毛とくせ毛のどちらの方が枝毛になりやすいのか


人によって髪質は様々ですが、直毛よりくせ毛の方が比較的髪が傷みやすいといわれています。


その理由に、枝毛には髪の水分量が深く関係しており、くせ毛は直毛よりも細い髪の人が多く、くせが多い分髪の水分量を保ちにくい傾向にあります。


元々直毛の人でも、不規則な生活環境や無理なダイエットなどの栄養不足によって、くせ毛に変化する可能性がありますので、枝毛を気にする方は、日頃から注意して生活しなければなりません。


直毛とくせ毛の方に、それぞれに合った対策をご紹介します。



直毛


直毛の方でも、パーマやカラーリングの繰り返しや、ヘアアイロンのあてすぎに注意しないと、髪が傷み枝毛が起こりやすくなります。


直毛はくせ毛に比べて枝毛になりにくいですが、普段から髪の傷みを進行させないように、ケアすることを心がけましょう。



くせ毛


くせ毛の方は直毛に比べ、髪のダメージを受けやすく乾燥しやすいので、普段から髪に栄養をしっかり与えることが必要になります。


髪に良いシャンプーやトリートメントで内部から栄養をしっかり与え、髪の状態を整えておくことが、枝毛の予防や改善につながるので、普段からしっかりケアするようにしましょう。

 

枝毛の予防方法① ブラッシング

キレイに髪の毛を伸ばすためには、枝毛だけでなく、枝毛予備軍のケアも大切です。


枝毛予備軍が、枝毛になってしまわない予防方法を紹介します。


まずはブラッシングです。


ブラッシングは必ず乾いた髪の時に行いましょう。


濡れた髪は、キューティクルが開いた状態になっているので、ブラッシングすると摩擦で髪を傷つけてしまい枝毛を増やしてしまうからです。


また、絡んだ髪の毛は、事前に優しく指でほぐしてからブラッシングした方が良いです。


クセ毛の人やパーマをかけている人、髪がすでに傷んでいる人は、ブラッシングの前のこのひと手間がとても大切なことです。


下準備ができたら毛先から徐々に、頭皮に向けて無理せず行いましょう。


静電気が起きるようなブラシは避けて、動物の毛や竹製のものをおススメします。


よくあるプラスチック製のクシやブラシでは、静電気が起こりやすくなります。


静電気は、キューティクルを傷める原因の1つです。


ブラッシングには、木製のクシやブラシをオススメします。

 

枝毛の予防方法② タオルドライ


熱風を当てるドライヤーは、長時間使いすぎると髪の毛が傷む原因になります。


ですので、ドライヤーの使用時間を短縮するためにも、タオルドライが必要です。


ただ、シャンプーのあとの間違ったタオルドライでも、キューティクルを傷めてしまいます。


髪の毛をゴシゴシと、タオルで拭いてはいませんか?


髪の毛同士がぶつかり合うことで、キューティクルにダメージを与えてしまいます。


タオルドライは、頭皮を傷つけないように、髪の根元から下に拭いていきましょう。


毛先はタオルで優しく包むようにして、軽くポンポンと抑えてそっと水分を吸い取るにします。


また、タオルで髪の毛を挟んで、トントンと押さえるようにして水分を取るのも効果的です。


使うタオルの素材は吸水性、速乾性に優れたマイクロファイバーがおススメです。


小さな子供の髪の毛には、肌触りもよく静電気も起きにくい綿素材もいいですね。


柔軟剤を必要以上に使うとタオルは吸水性が低下し、肌トラブルの危険があるので注意しましょう。

 

枝毛の予防方法③ 正しいドライヤー


枝毛にならないための正しいドライヤーの使い方とは、どんなものでしょう。


まずは、温風の吹き出し口を髪の毛から20センチぐらい離して使うことです。


そんなに遠いとドライヤーの役目を果たさないと思うかもしれませんが、このぐらいの距離なら70度ぐらいまでは温度が上がるため、髪の毛を乾かすには十分です。


また、順番はもっとも乾きにくい根元から。


根本の方から乾かしていけば、その余熱や電動熱で毛先はある程度乾くのです


毛先は一番ダメージを受けやすい部分ですので、頭皮や根本の方をしっかり乾かすことを心がけてください。


さらに、どんなにロングヘアの人でも、温風を当てるのは長くて10分程度にとどめましょう。


そのためには、先ほどのタオルドライをしっかりすることが大事です。


さらに、最後にドライヤーの冷風機能を使います。

こうすることで水分と熱で浮き上がったキューティクルを締めることができます。


また、最近ではマイナスイオンを発生させながら髪を乾かすマイナスイオンドライヤーなど、髪を守るための様々な商品があります。


確かにドライヤーの熱は髪を痛ませる原因になることもありますが、それは間違った方法で乾かしているからです。


きちんとした方法で行えば、枝毛や切れ毛等のダメージ防ぐことは可能ですよ。

 

枝毛の予防方法④ トリートメント


水分がしっかり浸透した髪の毛は、枝毛になりにくいものです。


ですので、シャンプー直後のトリートメントと併せて、ドライヤー前の洗い流さないトリートメントの使用が効果的です。


洗い流さないトリートメントは、髪の毛の内部や外部のケアだけでなく、ドライヤーの熱からも守ってくれる働きがありますよ。


アウトバストリートメントはタオルドライの後、塗布してその後ドライヤーをあてます。


トリートメントが地肌につくと、毛穴をふさぎ髪に栄養がいかなくなります。


枝毛ができる毛先中心に塗るようにしましょう。


毛先から5cm上の部分は、念入りにつけてくださいね。

 

枝毛のケア方法


出来てしまった枝毛は、補修は難しく元に戻すことは出来ません。


その為、枝毛がある部位から少し上の髪の毛を切る必要があります。


ただ髪を切ったとしても傷んだ状態を放置していては、また枝毛を作り出してしまいます。


だから、髪の毛の状態をよくするためには、充分な睡眠をとり髪に栄養がいきわたりやすくしてあげることです。

栄養が偏らない為に、過度なダイエットも厳禁です。


加えてブラッシングを丁寧に行うことで頭皮の血流をあげることも必要ですので、シャンプー前にはブラッシングを行いましょう。


出来てしまった枝毛は、切らないといけません。


枝毛予備軍を枝毛にしてしまわないように、毎日きちんとケアしてあげましょう。

 

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